日本伝統再築士会は、伝統再築士有資格者の所属する団体であり、一般社団法人全国古民家再生協会と連携して一般社団法人として平成29年2月に発足し47都道府県にその支部を設置します。 その拡大と推進、再築基準に則った古民家の再築提案をおこない、日本の住文化の再興・古民家の再築推進を目指すとともに、伝統再築士の職能を生かし、 社会貢献を進めるため他団体と連携を図り、地域に密着し住民と一体となった主体的な地域貢献活動を行っています。

日本伝統再築士会の沿革

日本伝統再築士会の沿革は、平成25年に再築基準検討委員会の答申に基づいて策定された再築ガイドラインに基づき、次世代に引き継ぎたい文化的価値の高い伝統的な木造建造物を残す為の専門の知識を有するものを育成することを目的とした資格制度(伝統再築士)を一般社団法人住まい教育推進協会が創設し、一般社団法人全国古民家再生協会と連携を図り展開して参りました。
今後、より日本の伝統的な家屋(古民家)を後世へ受け継ぐことを目指し活動しております。

業務内容

再築基準検討委員会の再築ガイドラインに基づき、築50年以上を経過した木造軸組構法の建造物を現地で模様替え並びに現地で過半の主要構造部の修繕、模様替えを行う際に建築基準法に定められた耐震性能を検証するための計算方法によらない文化庁の簡易耐震診断法を利用し、伝統構法住宅の簡易耐震診断をおこない、木造軸組構法が持つ復元力を高める方法で独自の建物性能を情報開示して改修に関する方向性を示し、改修を提案し施工を行うこと。